クトゥルフ神話の魔道書

※再・すげえ見にくくて申し訳ない。あいうえお順です。

名前 年代 説明
エイボンの書 9世紀ごろ ハイパーボレアの魔導師であったエイボンの著書で、暗黒の神話や神々、呪文に関する集大成で、 「ネクロノミコン」よりも凄い、クトゥルフ神話中最も濃い内容の魔道書。 原典はハイパーボレア語で、現在は3つの版が確認されている。
@エイボンの書ラテン語版
Aエイボンの書フランス語版
Bエイボンの書英語版
eエメラルド陶片 200年ごろ 中世ヨーロッパにおける錬金術の中心的な書物で、むちゃくちゃ短い記述ばかりだが、 内容は謎に満ちていて、何かをほのめかすようなものばかりだという。
黄衣のキング 1985年ごろ 原本はフランス語版だが、出版してまもなくフランス政府に没収処分される。 毒々しい真っ黄っ黄の表紙で、大きな「黄衣の印」が浮き立たせてある。 内容は意味の分からない夢のような芝居であり、読んだ者は狂気の世界に誘われる。 特に第二部を読んだ者には、ここには書けないような悲惨な運命が待ち受けているという。 その題名の通り、ハスター(私じゃないよ!あたりまえだが)の謎についての記述がある。
クタート・アクアディンゲン 14世紀頃 初版はラテン語、現存するものは英語版。原本はもう失われている。 大英博物館に禁書として存在し、その閲覧は許されていない。 人間の皮で装丁された版もあり、その本の表面はつねに汗をかいているというものすごく気持ち悪い本。 水中に住む存在を召喚するための方法が完全な形で記載されている。
グラーキの黙示録 19世紀初頭 ブリチェスター一帯で特に悪名高い、異界に関わる者どもを記した魔道書で、 完全なものは少なく、世界中に個人所蔵として散ってしまっている。 「ネクロノミコン」と重複する内容が多く、グラーキ、ィゴールナクなどに関する記述があり、 さらに異世界の生物とコンタクトをとるための装置の設計図も記載されている。
サンの七秘聖典 2世紀ごろ 七巻からなる巻物になっており、巻毎に違うテーマを扱っている。 現在ではドリームランドの僧侶が管理している。 内容は中国語で記されており、古代の神々に関する秘典だということ以外分かっていない。 ちなみに「月姫」とはなんの関係もありませんよあしからず。
セラエノ断章 1915年 書物ではなく、壊れた石版の形で残されたという禁断の書。 シュリュズベリィ博士という人物がセラエノの大図書館に滞在中にその秘密に触れ、一部を英語に翻訳した。 その写本は一部だけ現存し、密封されてミスカトニック大学に保管されている。 内容は「旧き神々」、「旧支配者」の秘密について言及されているという。 博士はその後、謎の失踪を遂げた。
ナコト写本 15世紀ごろ ツァトゥグア、カダスに関する記述がある。 現在の人類の前に地球を支配していた種族の残したもの。氷河期以前に北極圏に存在したロマールの民が人間の言葉に 翻訳した。そのロマールの民がノフ=ケー一族に滅ぼされた時、最後の一冊がドリームランドに持ち込まれた。 現在ではウルタールの僧侶アタルが保管している。
ネクロノミコン 右記にて おそらくクトゥルフ神話で最も有名な魔道書。タイトルを直訳すると「死者の掟の表象」。 全部で5つの版が存在する。かの有名な「ゲーティア」との関連性もあるらしい。
@アル・アジフ(アラビア語)730年ごろ
”狂えるアラビア人”こと、アブドゥル・アル=アズラッド著。著者はアラビア南部の大砂漠で独りきりで10年を過ごし、 名も無い都市の廃墟の地下で、人類以前の古い種族の書いた年代記を発見した。晩年、自分の知識をダマスカスで 「キタブ=アル・アジフ(野獣の咆哮の書)」を記した。
Aネクロノミコン(ギリシャ語版)
初期の手書きによる版は総主教ミカエルによって焚書になり、そのまま行方不明に。 1501年に大量印刷されたが宗教弾圧の対象になり、1692年にセイレムで最後の一冊が焚書処分にされた。
Bネクロノミコン(ラテン語版)
出版後、速攻で教皇グレゴリウス9世により出版禁止となるが、15世紀の終わりにドイツで印刷され、 17世紀始めにはスペインで出版された。現在は全部で5冊が確認されている。
Cネクロノミコン(英語版)
1586年。ギリシャ語版からの正確な翻訳だが、削除部分がある。 出版されたことは一度も無く、閉じた写本の形で出回っている。
Dサセックス草稿(英語版)
ラテン語版からの不完全な形の英訳。イギリスのサセックス州で8つ折版で印刷された。 正式名称は「悪の祭祀」。
魔女の槌 1486年 悪魔や魔女の脅威を説いた神学文書。中世の宗教裁判官に対する、異端者の見分け方と 拷問の方法のガイドブック。この本の影響により、推定で900万人が命を落としている。 人類史上まれに見る最悪最低の本。
ミサ・ジ・レクイエム・ペル・シュジャィ 1768年 オペラの曲と台本。出版されたことは一度も無く、上演されたことは一度しか無い。 その訳はとても上演できない部分が存在するからだという。大英博物館とフランス国立博物館にコピーが 存在する。ヴァチカンのZ−コレクションにもあると言われているが定かではない。

再・まだ途中なもんで、まだまだ増えます。


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